<並木良和さんkindle本>

統合・目覚め

嫌な感情が何度も戻る理由|統合の教え【並木良和】

消えたはずの感情が、また出てくるのはなぜ?

もう気にしていなかったはずの人の一言が、突然思い出されることはありませんか?

昔の失敗を思い出して落ち込んだり、乗り越えたつもりの不安が、何かの拍子に戻ってきたり。せっかく前向きになれたのに、また振り出しに戻ってしまった気がすることもありますよね。

そんなときに思い出したいのが、並木良和さんの「統合」の教えです。

並木さんは、過去に乗り越えたと思っていた感情が再び浮かび上がることについて、手放しきれていなかった周波数が表面化している、という捉え方を伝えています。

これは、「同じ感情が出てきたから、自分は何も変わっていない」という話ではありません。

むしろ、そこに気づいた今こそ、改めて向き合う機会だと考えることができるんですね。

ここでいう「周波数」は、並木さんのスピリチュアルな教えの中で、私たちが内側で感じている感情や意識の状態を表す言葉です。物理学で測定する周波数と同じ意味ではありません。

何度も繰り返すモヤモヤを、ただ悪いものとして追い払うのではなく、自分の内側を見つめ直すきっかけにする。そこから、統合の考え方が始まります。

並木良和さんが伝える「統合」の意味

「統合」と聞くと、何か特別な能力を身につけたり、難しい修行をしたりするイメージがあるかもしれません。

ところが並木さんは、日常生活の出来事を通して目醒めへ向かうことができる、と伝えています。

統合の中心にあるのは、今、自分が感じている居心地の悪い感覚に気づき、それを使い続けることをやめて手放していく、という姿勢です。

例えば、誰かに冷たい態度を取られて、腹が立ったとします。

私たちはつい、「あの人はどうしてあんな言い方をするの?」「相手が変わってくれたら、私は気分よく過ごせるのに」と考えますよね。

もちろん、相手に伝えるべきことは伝えて構いませんし、傷つく関係から距離を置く必要がある場合もあります。

それとは別に、並木さんの教えでは、目の前の相手ばかりを見続けるのではなく、自分の内側に生まれた怒りや悔しさ、不安といったフィーリングへ意識を向けます。

今、自分は何を感じているのか。

その感覚を抱え続けたいのか。それとも、もう手放して軽やかになりたいのか。

そこで、自分自身に選ぶ余地が生まれてくるのです。

並木さんが語る「目醒め」は、外側で起きる出来事に無意識に振り回される状態から離れ、本当の自分の意識を思い出していく、という世界観と結びついています。

嫌な気持ちになること自体を失敗にしない、という点も心に残ります。

大事なのは、嫌な感情が一度も出てこない完璧な人になることではなく、出てきたときにどう向き合うか、ということなんですね。

嫌な気持ちが出てきた日の向き合い方

では、実際にモヤモヤが戻ってきた日は、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、気持ちが揺れた自分を責めるのをやめてみてください。

「また怒ってしまった」「まだ不安が残っている」と考えるほど、今度はそのこと自体が新しい悩みになってしまいます。

そして、少しだけ静かな時間を取り、自分の胸やお腹のあたりにどんな感覚があるのかを見つめてみます。

重たい感じでしょうか。ぎゅっと縮むような感じでしょうか。それとも、落ち着かなくてソワソワする感じでしょうか。

無理に正しい名前をつけなくても大丈夫です。

ここで「この感覚を、もう使い続けなくてもいい」と心の中で決めることは、並木さんの教えを日常に取り入れる一つの入口になります。

並木さんは公式の発信で、感じているフィーリングへ意識を向け、手放すと明確に意図したうえで、自分が知っている統合の方法を使うよう伝えています。

正式な統合ワークには、イメージを使った独自の手順もあります。詳しい方法を実践したい場合は、本人の書籍や公式の案内で確認するのが確実です。

ただ、ここで一つ、誤解しないでおきたいことがあります。

「手放す」とは、現実の問題を見なかったことにする意味ではありません。

お金の不安があれば支出や収入を確かめることが必要ですし、人間関係で困っているなら、相談したり距離を取ったりすることも大切です。

感情に気づくことと、現実に必要な行動を取ることは、両立できます。

また、不安やつらさが長く続く場合は、統合がうまくできていないと自分を責める必要はありません。必要に応じて身近な人や専門家の力を借りることも、自分を大切にする選択です。

同じ感情が何度出てきても、そのたびに気づき直せる。そう考えると、自分の心に対する見方が少し変わってきませんか?

本日のまとめ

並木良和さんの統合の教えでは、嫌な感情が戻ってきたことを、単純に後退や失敗とは捉えません。

自分の中で何が起きているのかを知り、もう使い続けたくない感覚を手放していく。そんなふうに、日常の出来事そのものを目醒めの機会として捉えています。

嫌なことが一つも起こらない毎日を目指すより、何かが起きたときに自分へ戻ってこられること。

今日、もし昔の嫌な気持ちがひょっこり顔を出したら、「またダメだった」と決めつけずに、「今、私は何を感じているのかな」と自分に聞いてみてください。

その小さな気づきから、自分の内側との新しい付き合い方が始まるかもしれませんね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。